25冊目。ツルは来ています~白銀の墟 玄の月~
お久しぶりです。
いつも気が付いたら更新するというスタンスなので、前回から3か月たっているなんて。もう年の瀬に近づいているし、ツルはもう結構来ています。もうそんな時期かと思っているところです。今年はあまり全体的に読書できていませんが、最近はメキメキと読書力が出てきています。といっても、好きな作家さんの本を読んでしかも面白かったせいでもあります。
さて、本の紹介は、小野不由美の十二国記の新刊です。文庫は4冊に分けてでましたね。私は初めて十二国記読んだのは、意外と去年だったりするので、待望していたわけではないのですが、初めて読んだときは思わず一気に読みしてしまうくらい面白かったです。十二国記は、私の好きな成長物語でもあるし、それよりも、世界観の作り込みが詳細まで凄いです。
そして、何より久しぶりの新刊に多くの人が盛り上がっていたことです。作品はずいぶん前の作品なのに魅了して愛され続けている。しかも、中高生のおすすめの本の中には必ずと言っていいほど、ずーっとこの作品が入っています。
『白銀の墟 玄の月』小野不由美 新潮社
さて、今回は、前の巻からずっとあまりいい噂を聞かない戴国がメイン。
ようやく、泰麒が帰ってきたが、肝心の王である驍宋が行方不明。
王を探す旅に出るというのが、大筋ですが、四巻に分けられているために、王が全然見つからない。探しても探しても見つからないし、戴国は一体何が起きているか分からない。目に見えておかしいのは分かるが、原因が分からない恐怖。
1、2巻は10月発売で、3、4巻は11月発売と分けられていて、まんまと商売上手の出版会社にはめられていましたが、1、2巻読んで、3、4巻を私は待望していましたね。田舎なのに、十二国記は発売日に書店に並ぶ小野不由美さんの凄さを忘れないです。
ようやく手に取った3、4巻。仕事で忙しかったですが、一気読みです。
最後の4巻は、本当に怒涛の展開です。目が離せなかった。そのせいで夜更かしをしましたけどね。
ぜひ、このシリーズを読んでいない人は、シリーズ初めの『月の影 影の海』をおすすめします。特殊な設定なので、シリーズの順で読んだ方が分かりやすいと思います。
今回の新刊で、この特殊な設定に違和感を覚える描写があって、前からもありましたが、特に色濃く描いていたので、今後はそのところの話もあるのかもしれないですね。
楽しみです。
読書の秋です。皆さんが素敵な本と出逢えることを祈っています。
それでは、ごきげんよう。