20冊目。暑い!~アウシュヴィッツの図書係~
どーも。お久しぶりです。
どうしても更新が遅くなります。仕事で忙しいというのが大きいですが、
今更ながら小野不由美さんの『十二国記シリーズ』にはまって一気に読み終わったり、
スターウォーズの『ハンソロ』や『ジュラシックワールド2炎の王国』などの映画を観に行ったりと、仕事の隙間を見つけては楽しんでいるのも確かです。
鹿児島県出水市では、雨の影響はそこまでなく、すくすくと稲が成長しています。雨の影響で、他県が大変なことになっていましたが、今度は暑さが大変。ニュースを見るたびに、40度近くが当たり前になっているって、とうとう日本どうかなっちゃったんじゃないかなと不安に思っているところです。
外は暑いので、家で過ごすなら、ぜひ読書を!ということにしときましょう。
さて、今回紹介するのは十二国記ではなく、
『アウシュヴィッツの図書係』アントニオ・G・イトゥルベ 訳:小原京子 集英社
アウシュヴィッツがこんなにもすごい酷く惨い状態であったのを初めて知ってことのあったり、それ以上にこの話は、実話を交えて小説になっているという事実を読み終わった後に知って、本当に驚きました。
人が簡単に死ぬ状況の中で、どう自分たちを保ち続けて生き続けるのか。強く生きたとしても、他人に簡単に命を奪われてしまう。この状況の中、満足の食事も寝床も与えられず、強制労働をさせられ、今の日本の状況から考えもつかないような世界で、でも、実際あったと考えると、いや想像もつかない。
その中で、本が禁じられていた中、ディタは唯一存在する図書を守り、みんなに提供する。物語が人を救うこともある。たった、字が書いてあるだけなのに、それが人の心を揺さぶり、勇気づけれられたり、慰めてくれたり、元気づけたりと色々なことを教えてくれる。物語、本とは不思議な文化だとつくづく感じました。
本離れといわれているが、読む人は決していなくならないと私が思うのは、こういう状況でも、人は本を求めて読む人がいる。これから、爆発的に本が売れる時代が来るということは絶対ないとは、思えない。
それでは、ごぎげんよう。