28冊目。久しぶりの更新~ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー~
久しぶりです。11月にぞくぞく更新していたのが嘘のようです。忙しかったということもなく、それに読書をしていなかったということもないです。
面白い本はいっぱい読んでいたので、気が向くままに更新していきたいと思います。
ちなみに、鶴はもう帰って行きました。
ウイルスにかからず、今年も平和に過ごしていたと思います。でも、今年は人に多くのウイルスがかかってしまって、一体これからどうなってしまうのやら。
この突然の休みで、ぜひ、本を読んだ貰いたいと思います。
私は仕事が休みであれば、江戸川乱歩や横溝正史とかの全集を読みたいです。
さて、今回紹介する本は、
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ 新潮社
話題になっている前に気になっていたけど、話題になってやっぱり購入してしまった本。
話題になるだけあります。面白い。
イギリスで、いわゆるおぼっちゃま小学校に通っていた著者の息子が、元底辺中学校に通うことになって色々な偏見とかに巻き込まれていくノンフィクションのエッセイです。
その息子が壁にぶつかって悩んで考える姿が本当にすごい。
偏見とかいじめとかは、大人の世界ではある程度目をつぶって無視するのが一般な対応だと思うんですが。たまに残酷なのもありますけど。
息子はそれに真正面に向き合っていく姿、悩む姿、著者とのやり取りが良くて、本当に考えさせられる作品でした。
長い休みに読む本の一つにしてください。
それでは、ごきげんよう。