13冊目。まだ鶴は来てません。~ホワイトラビット~
どーも。
お久しぶりです。もう10月中旬。
鹿児島出水は田んぼの稲刈りが始まりました。
柿が良く取れると、米も豊作と言われているので、
今年はお米がおいしいぞとわくわくしています。
あと私は昔、雷が良く落ちるとお米がおいしくなると
聞いたことがあるのですが(私だけ?笑)
今年は雷が結構ごろごろして落ちたりして、PCの調子が悪くなるぐらいだったので、
やっぱり今年の鹿児島出水の米はおいしいに違いないと期待しています。
皆さん買い時ですよ!笑
さて、今回紹介する本は
『ホワイトラビット』伊坂幸太郎 新潮社
再び伊坂幸太郎さんの作品。最近出版された作品です。
私の好きな初期の作風が戻ってきて、伊坂節のきいた楽しい会話劇も面白い作品になっています。
伊坂さんの作品でたびたび登場する、黒澤が、人質立てこもり事件、白兎事件という奇妙な事件に巻き込まれる話。時系列が少しずついじられ、事件の全貌が次第に明らかにされる時、思わず読者は叫ばずにはいられないはず。
会話劇で自分の気になるところには付箋をつけるのですが、
その中の一つを紹介。
「仕事ってのは」・・・「人の人生の大半を食い尽くす化け物みたいだな」
「仕事がないと、人生が続けられません」
「化け物のおかげで生きていられるわけか」
これだけ抜き取ると面白くないかもですが、不思議で心に残る会話劇を繰り出すのが上手いのが伊坂さん。
他にも最近、『AX』という作品を出版されまして、
凄腕の殺し屋の「兜」は、家では妻を全力でおだてる、恐妻家の話。
こちらもおすすめです。
では、最近、日中は暑いですが、朝晩冷えてきました。
体調管理には気を付けてください。
みなさん、ごきげんよう。