鶴の本返し

基本読書日記。たまに鶴の渡来地、鹿児島県出水市からの徒然日記。

11冊目。梅雨も終わり、ぎんぎら夏。~秘密の花園~

ども。

 

ぼうとしていたら、梅雨がいつの間に終わって、鹿児島の暑い夏がやってきた。

出水は鹿児島の北の方だけど、それでも暑い。

そうそう出水は今日花火大会でした。行きませんでしたけど。夏ですね。

 

この前、熱中症になってしまって、辛い思いをしたので、水を適度に取っています。

みなさまも水分補給は大事です。

 

私の腰痛はよくなっていたと思っていたら、また再び痛くなってきて、また今落ち着いてきたところです。まだ、足しびれていますが。

早く治れ。

 

 

さて、今回紹介する本は

秘密の花園』フランシス・ホジソン・バーネット  新潮社文庫

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 小さい頃にみた秘密の花園の映画をまた見たいなと思って、その前に原作を読んでみたいと考えていた矢先に、新潮社文庫で新しく新訳が出版されていたので思わず買ってしまった。

 メアリとコリンの成長物語。最初は何もできず、幼いのに世界を恨み、絶望していたが、自然に触れ合い、生きることの楽しさを知っていくメアリの姿がとても読んでいて和む。さらに、閉じ込められて過保護に育てられたひねくれもののコリンの心をもみほぐしていく姿が本当に生き生きと描かれている。

 

 秘密の花園でのびやかの成長していく子供達の姿が自然と目に浮かんでくる作品です。

  私のお気に入りのシーンは、季節が巡り、春が訪れたとき。

 

「こんなきれいなものは見たことないくらいよ!来たの!こないだの朝来たと思ったのは。まだ来る途中だったの。今度は本当に来たの!春が来た!」

 

 このメアリの興奮の仕方といったら。現代で言ったら、誕生日プレゼントで欲しかったゲーム機をもらえた時の子供の反応。そしてその子供は集中してゲームをし出すからピクリとも動かなくなる。そんな味気ない興奮ではなく、メアリは走ってコリンに話に行く体いっぱいに興奮している様子が読んでいて気持ちがいい。

 

 そして、春が来ただけでこんなに喜ぶ人はいるだろうか。草木花が生き生きとしてることに私は最近気づきもしていない。

 

 こういう純粋な気持ちが大事だってことを 気づかせてくれる作品。

 

 

 

 

 出水は夏は稲が青色絨毯を作っていて、風が吹けばなびく。

 田舎の美しい風景が広がっている。

 

 のんびりしたいときは、ぜひ出水へどうぞ。

 

 では、ごきげんよう