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鶴の本返し

基本読書日記。たまに鶴の渡来地、鹿児島県出水市からの徒然日記。

3冊目。鹿児島の北部も暑い。~幻獣ムベンベを追え~

どーも。

鹿児島の北部に位置するのが出水市なのですが、もう暑い。

暑い。

毎日溶けかかっています。ええ、ドロドロに。

梅雨がいつの間にかあけていて、もうすっかり夏。

 

出水市は田舎で(知っている人もいると思うけど)

「田舎」という漢字にも使用されているように田んぼが一面に広がっている。

今の時期は青々と成長中。

一面の青になって、

風が見える瞬間がわかる。

この一瞬をみると、「となりのトトロ」の猫バスのシーンを思い出んですよね。

ジブリも綺麗なシーンだけど、現実の方がもっと綺麗です。

海も山もいいですけど、

田んぼもいいよん。

 

 

 

さて、今日の紹介本は

『幻獣ムベンベを追え』

高野秀行集英社文庫)

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私はこの高野秀行さんの辺境シリーズが好きで、

このシリーズを語るにはもちろん第1作目を語らないと始まらない。

 

辺境というのは、中央から遠く離れた国境とか、国の果てとか説明されているけれど、

この人の辺境というのは、

「世界の果て」

いや、

「常識の果て」

と言った方が良いかもしれない。

 

アマゾンを上流と下流から分かれ旅したり、禁酒であるイスラム教国で酒を求めて飲んだくれになったり、怪魚を探すために国境を超えようとしたら、ブラックリストに載っていたため(著者が)国境を越えられなくて、捕まったりと、完全にふざけている。

だけど、それが面白い。

 

馬鹿だな阿保だなとか思うけど、

バカにしているわけじゃない。

けっして。

 

これは、この人しかできない。

高野さんにしかできない。

 

本は経験できないことを補うためのものというのであれば、絶対、

高野さんの辺境シリーズを読むべき。

 

 

さて、シリーズの一作目は高野さんの大学時代に

幻獣ムベンベを探しにアフリカのコンゴまでいく話。

これだけ聞いただけで、面白いでしょ。

 

そして、この集英社文庫の解説にあの宮部みゆきさんがこう書いている。

 

普通行かないぞ。コンゴまで。だいたいコンゴってだいたいどこにあるんですか?

 

本書を読んでいただければ一目瞭然ですが、目的地にたどり着くまでの苦労がまず半端じゃない。それだけで十分に冒険的ですよ。数え切れない障害を乗り越えて、しかし彼らは出かけていった。

 

何しに?

幻の怪獣を探しに。

もう一度言います。

普通、行かないぞ。

 

宮部さんをここまで唸らせる。

彼らは怪獣探しに大真面目に突き進むのだ。

 

彼らは怪獣に出会うことができるのか?

 

それは読んでみてからのお楽しみってことで。

 

では、ごきげんよう。