2冊目。梅雨明けはまだ。~砂漠~
どーも。
梅雨明けしたように、暑い夏日が続いている出水からお送りしています。
天気が悪いと思って、日焼け止めを塗らずに日中外に出ていたら、
干からびてしまった本の虫です。
さてさっそく、今日は 伊坂幸太郎さんの「砂漠」です。
大学に入る前や入った当初に読んでほしい作品。
青春って言うほどキラキラしているわけでもないが、でもどこか楽しげで羨ましい大学時代を送っている男女の物語。
大学入ると時間が余るのか、男子は必ずハマる麻雀。その麻雀は東西南北で分かれてすゲームみたいだけど(私はよくしらないです。笑)
その東西南北ということで、
名前に「東」「西」「南」「北」が含まれる生徒を集める鳥居の奇妙な行動に巻き込まれた4人。
冷静に人を遠くから観察している、北村。
雑誌モデル並み美人で、東堂。
大人しいがいつもニコニコしている、南。
破天荒だがまじめな西嶋。
そんな彼らが紡ぎだす、普通のような変わっている大学生活の物語がいい。
この作品の名前の由来になった西嶋の言葉
「その気になれば、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ」
このほかにも西嶋の言葉が何気にいい。
破天荒な西嶋の行動に周りの常識が覆されて、巻き込まれるのが、この物語。
ぜひ読んでみてくださいな。
ちなみに私は伊坂幸太郎さんの作品でハマったきっかけの作品は「陽気なギャングが地球を回す」です。よかったら読んでみてください。
では、ごきげんよう。